最近、日本から国際便で送られた重要文書がなかなか届かないという声がよく聞かれるようになりました。
   このような不便が生じている原因の多くに、メール便が税関や配達業者のところで滞留している可能性があります。最近になり中国国内の新型コロナウイルス感染が多くの地域で頻発するようになったことを受け、国外からの国際郵便物、配送物が通関に入ってから受取人のもとに配達されるまでに、消毒、保管場所の換気、一定期間の静置といった措置を取ることで、新型コロナウイルスの国外からの持込みを防止するよう、国家郵政局から通達されています。
   用途上の時間的制限が厳しく、使用期限が迫り、顧客が緊急に必要とする文書の国際便については、税関、郵政管理局や各配達業者に連絡し、交渉してみることをお勧めします。最近も、緊急の文書について、法律事務所を通じて関係先と交渉した結果、対応に効果が得られたケースがありました。
   感染状況は厳しくなっていますが、国際メール便の到着を急ぐ皆様に、必要な文書ができるだけ早く届けられるよう願っています。