9月2日午後、北京市政府が新型コロナウイルス感染防止に関する記者会見を開いて発表したところによると、9月3日より北京に就航する国際直行便を段階的に回復し、乗客は北京から入国した後、14日間の集中隔離が必要であり、その間2度のPCR検査を受けることが決定されました。
   先行してタイ、パキスタン、カナダ、スウェーデン等の8ヶ国から北京に向かう便が回復されますが、試行段階では1日あたりの直行便(香港・マカオ・台湾を含む)の利用人数は500人程に制限されることになっており、入国者数に対する制限は依然かなり厳格なものとなっています。
   国際便が北京に到着後、乗客は首都空港のT3-D区の特設エリアに集められ、入国審査、PCR検査等を受けた後、専用車両で指定施設(主にホテル、研修センター等)に移送されて14日間の集中医学観察を経ることとなります。通常は1人1部屋が割り当てられますが、家族等に身の回りの世話が必要となる人員がいる場合はこれに限りません。
   また、北京市を居住地とする人員については、北京に入る前に居住する社区(村)に本人の状況、居住住所、航空便の情報、行程スケジュール等の事前報告を行っておくことが求められます。集中隔離期間が満了し、陰性の検査結果が出て社区に戻った後、なお7日間の健康観察期間を経る必要があります。
   今後、北京を目的地とする国際便は1日あたり4、5便、利用人数は1,000人に制限されての運行となる可能性があります。